Q&A

 ホログラフィートークの技法はいたってシンプルですが、その展開には様々な工夫が必要かもしれません。皆さんからいただいたご質問一つ一つに答えて参ります。

問題解決の場面で加害者に必要な事を伝える時に、加害者がいなくなってしまいました。

問題解決の場面で加害者が逃げてしまう事は時々あります。現実にもClの問いかけに答えなかったり、すり替えたりする人かもしれません。この場合はClに「とっつ捕まえて来てください」と頼みます。また、加害者の逃げ足が速く、Clが連れて来れない場合には、加害者を連れて来れるような存在(例えば韋駄天等)を使って捕まえてきてもらったりします。

心理的逆転がある人にはどうしたらいいでしょうか?

心理的逆転はロジャー・キャラハン先生が見出した現象ですが、セラピストを悩ませる現象ですね。心理的逆転があるとセラピーがうまく行かなかったり、脱落されたり、全く反対の反応をされたり、悪化して戻って来たりしてとても効率が悪くなりますので、できるだけ初回に(セラピーを実際に行う初回)心理的逆転をチェックして解消しておくことが重要になります。キネシオロジーではタッピングなどで解消しますが、ホログラフィートークでは、心理的逆転が起こるようになった起源に戻って対処する事を行います。心理的逆転のテクニックはアドバンストテクニックで学びます。

セッションの途中だったのですが時間切れになり、箱に入れて戻って来ましたが、Clに「まだ今ここに戻ってきていない感じがする」と言われました。

解離があるClさんや、催眠に親和性のあるClの場合、なかなか戻ってきにくい時があるかもしれません。その場合には、しっかり解催眠(手を握ったり開いたり、大きく伸びをしたり、足踏みをしたり、身体を手で触ったり、周りのものをきちんと指を指して見たり)をしてあげて下さい。「しばらくするとちゃんと戻って来ますから大丈夫ですよ」と安心させてあげることもしてあげて下さい。

代わりの健全な親を連れてきますが、実際の親とのギャップを感じて辛い気持ちになったり、怒りが出て来たりしないでしょうか?

確かに代わりの親はとても健全で、実際の親とのギャップが大きく、不愉快になったり、怒りを感じたりする事もあるかもしれません。しかしセッションの中で健全な親からしっかりと満たされた後であれば、その気持ちもそんなに強くはないと思います。しかしそれでも不快感や怒りがある場合には、それは正当な不快感や怒りでもあると言えるでしょう。これまでClが薄々気付いていたことをはっきりと認識する事は、自分の感覚を信頼したり取り戻したりするプロセスにおいて重要なものになりますし、その不快感や怒りも次のセッションの大切なアジェンダとなりえます。そしてセッションを行ううちに、それらの気持ちも消化され、不健全親を健全な意味で受け入れ、関係が良好になっていきます。

イメージのしにくい人にはどうしたらいいでしょうか?

確かにイメージのしにくい人はいるかもしれません。ただ、イメージの世界も画像として見えにくいだけで、ぼんやりとは見えたり、音や声を聴く事ができたり、その雰囲気から様子を読み取れたりるかもしれません。イメージがクリアに解らなくても、その中で起こっている出来事のストーリーをClが読み取れるのであれば、この技法を使う事ができると思います。

学校に行けない子供にも有用でしょうか?(いじめや愛着障害がある場合)

小学校高学年以上であれば、子どもにも使う事ができます。またそれ以下の年齢の子供には、外在化や安定化の部分を使うと良いと思います。また、ホログラフィートークは愛着障害に対してとてもよい効果を期待できます。また、子どもがClの場合は母親に対する並行面接や並行治療で使う事は子どものClにとても良い効果が期待できます。

起源に戻った時に、現在のClが過去のClと対話したくないと言われた時にはどうしたらいいでしょうか?

現在のClが過去のClと対話したくない場合には、いくつかの理由が考えられますが、その一つとして過去のClが法に触れるような事をしていたり、罪に問われるような事をしている時に良く表れて来る現象です。しかしその場合にもそのような事をしてしまったのには深い理由がありますので、その時の理由をきちんと読み取っていくようにThは援助してあげて下さい。Thの姿勢としては、現在のClが、過去のClの絶対的な味方で居られるように援助をしてほしいと思います。

目をつぶってイメージをすると、Thからどう見られているか不安でイメージをすることが辛い。また目を開けてイメージする事もしにくいというケースはどうしたらいいのでしょうか?

目をつぶっていると、目の前にいるThからどう見られているかがとても心配で、イメージをすることがしにくい時には、その心配からまず最初に取り扱ってあげましょう。また、その時にThは言葉でも「私はあなたの事をちゃんと見ていますから何も心配しなくて大丈夫ですよ。あなたに何があっても無くても、あなたは素晴らしい可能性や力を持っている人です。しっかり取り戻していきましょう」と言って安心させ、まずはThにどう見られているかの不安を取り扱ってあげて下さい。その部分は決してThだけでなく、周りに居る人たちに対して感じている不安だと思います。この部分を解消してあげるのはとても良い事だと思います。

現在のClが、過去の加害者に対して必要な事を言い、学んできてもらうように伝える事を促すと、「そんなことはおこがましくてできない」と言われてしまいました。

肝心な所でこれまでのパターンが出て来てしまったのですね。その場合「言えなくなった過去の場面」にさらに退行するか、その時は「あなたがこれを相手に言う事は相手の為にもなるんですよ」と言って必要なプロセスを終了させ、次の時に「あなたは前回『その人にはおこがましくて言えない』と言っていましたね。その気持ちはどこにあるんですか?と聞いてその部分を課題にしてセッションを行ってあげてもかまいません。

外在化したものから退行の許可を得られなかったとき、そこでホログラフィートークは中断しますが、余った時間をどのように使ったらよいでしょうか?

外在化したものから退行の許可が下りない時には、その理由がありますので、その理由を詳しく聞いてください。理由としては①まだ早い、②他に行うべきことがある等の理由が得られると思いますので、そちらにアジェンダを変更してください。その場合その取り組みにホログラフィートークが使えそうであれば、ホログラフィートークで取り組んでみて下さい。あるいは解決思考で、今ここからできる事に取り組んでもいいと思います。

適用年齢はどれくらいから使えますでしょうか?

適用年齢は、知能的に高いのであれば、小学校高学年くらいから使えるでしょう。中学生レベルであれば大丈夫だと思います。それ以下の年齢の場合には、外在化の部分と、アドバンストのワークショップでお伝えしている「安定化の誘導」を組み合わせてお使いになられてください。

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